大気汚染がレビー小体型認知症のリスクを高める可能性
2025-09-07

5600万人を対象とした研究で、PM2.5などの大気汚染への長期的暴露とレビー小体型認知症の発症リスク増加との関連性が明らかになりました。研究は、PM2.5が直接的にこの病気を引き起こすのではなく、遺伝的に感受性のある人々における発症を加速させることを示唆しています。マウス実験では、PM2.5への暴露により、脳内にαシヌクレインが蓄積し、空間記憶や物体認識能力の低下などの認知症症状が現れました。また、PM2.5は腸脳軸を通じてαシヌクレインの拡散を促進し、最終的にレビー小体型認知症につながる可能性も示唆されています。
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レビー小体型認知症