C++委員会、メモリ安全性の議論の中、安全なサブセット提案を放棄

2025-09-20
C++委員会、メモリ安全性の議論の中、安全なサブセット提案を放棄

C++標準化委員会は、メモリ安全性に関する懸念が続くなか、厳格に安全な言語サブセットを作成するための詳細な提案を却下しました。提案の共同執筆者であるSean Baxter氏は、委員会でRustの安全モデルが不人気であること、代わりに「Profiles」アプローチを優先していることを挙げています。ProfilesアプローチはBjarne Stroustrup氏などから支持されていますが、その実現可能性は疑問視されており、C++26への収録も見込みがない可能性があります。この決定は論争を招き、開発者の中には、RustやGoogleの実験的な「C++の後継」Carbonプロジェクトなどの、より安全な言語への移行がより良い解決策だと示唆する者もいます。

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